ビーグリーが、女性向け漫画を中心に出版社5社を傘下に持つNSSK-CCを子会社化することを決めた。取得価額は約53億円で、取得予定日は2020年10月8日。傘下の5社は、デジタル出版にも力を入れており、成長が続く電子書籍市場での事業拡大につなげる予定。M&Aアドバイザーとしては、ビーグリーが女性向け漫画市場での地位を強化するために、優良作品を多数持つ出版社を買収したことは戦略的に妥当であると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。